Menton et Monaco
今日も遅めの起床外は小雨がパラついて、少々寒いしかし12時を過ぎる頃には晴れて暖かくなるので、まずはバスでマティス美術館に向かう、辿り着くと開館時間迄30分程時間がある。
仕方なく散策して時間を潰して再び入り口に向かうと日本人観光客の団体がいて、少々マティス見学のテンションが下がる、中に入ると、荷物検査をされてからチケットを購入する。24hチケットを購入するこれが一番安く10eでこれを買うとニースの指定された美術館15ヶ所位周りたい放題になる。
初めてマティスの絵を至近距離で見て改めて色使いと力強さと躍動感に魅了される。
次のバスが12時10分到着なので、そこに合わせて20番バスに乗車する為にバス停に向かうが予想通り時間に来ない。 もしかしたら、フランス名物のスト???と思ってた矢先
バスは20分遅れで到着する。もうバスに関しては遅れて当たり前で定時に着くなんてラッキーと思うしか無い笑
ニースの市内バスは少々アバウトで場内アナウンスも次何処に行くかの電光掲示番等、気の利いた物等、皆無で乗り手を選ぶのだ笑
乗り手側も目的の停留所とその前の停留所を覚えとか無いと大変な目に合う、
後もう1点バスを待つ時は手を振ったり何かしらアピールし無いと素通りされるので要注意である。
これはニースに限らずである。この20番バスでla porteで下車し100番バスの停留所を見つける。
◆100番バスについて
【コートダジュールの人気観光スポットのニース、エズ、モナコ、マントン間を走る人気の路線、このバスに関しては場内アナウンスも電光掲示番もある、海岸線を走り窓からは途中何箇所も絶景スポットを通り乗り手を飽きさせ無い、
しかもニースからモナコ迄の間は片道1.5Eと破格なお値段、時間に余裕のある方は是非このバスを
コツはニース、モナコ間は進行方向に対して、運転手と逆の右側の窓側を乗る事、モナコ、ニース間は運転手と同じ左側の窓側に乗る事、
デメリットは夕方のラッシュアワーは渋滞に巻き込まれる恐れがあるので目的地には大分遅れる覚悟を持って乗る事。】
時間を見ると次のバス迄25分あるのでお昼ゴハンに何処か店に入る事にする。
この店の料理が酷すぎた…
ラザニアとエスプレッソのセットを頼んだのだが
ラザニアは手作りでは無く冷凍のラザニアでチーズは硬くラザニアも硬く、塩味も聞いて無い負のトリプルスリーで、こんなんで10.9E日本円で1300円は無いだろう……だった。
今思うと空腹過ぎる状態は真っ当な判断力を鈍らせる。取り敢えず何処でもいいからになるのでハズレの店を引く可能性が高い。
そこのオーナーらしき人はフランス人では無く移民の人で客の入りも悪く、地元の人よりは観光客目当てで何の拘りも無い店だったのだ。
気をとり直して100番バスに乗るとエズ迄の間が絶景スポットの連続で先程の悪夢が吹っ飛んでしまった。
海が綺麗過ぎて山の上からのニースの街並みがとても綺麗だった。
モナコに入ると貴重な光景を目にするのだった。
今月の11日にモナコGPがあり設営の真っ最中だったのだ、しかも狙った訳でも無く偶然なんて運が良過ぎるとしかいいようが無い!
そこから30分して無事目的地のマントンに着く。マントンの街並みはニースとモナコに比べると素朴で華やかさは少々だが。
観光客が少ないので、落ち着いて散策出来るのだった。
後気づいた重要な点が一つそれは、街のレストランがフランス料理では無くイタリア料理店が8割でほとんどの客がピザかパスタを注文している。
パスタの特徴はショートパスタが中心で、ラザニアは基本どの店にもある、これはカルチャーショックを受けてしまった、マントンという街はイタリアの国境沿いに近いのが一番の原因で料理自体もイタリアの影響が大きい。
コートダジュール地方の郷土料理は自分の感じたイメージは、イタリア料理なのだ
メニュー表記はpastaでは無くpatesと書かれているのも大きな特徴だ
フランスで目一杯イタリア料理を楽しみたいのであれば、コートダジュール地方が当たりだ。
その変わり期待してた、ラタトゥイユだったりピサラディエールが食べれる店が見当たら無いのは残念だった。
それは同じ南仏でもも少し北のプロヴァンス地方の郷土料理だからかもしれない。
そんな事を感じつつ目的地の私がフランスで一番好きな芸術家、ジャンコクトー美術館の場所を聞きにツーリストインフォメーションに行くと、今日は休みだったのだぁ。
フランスは日曜から火曜日が休みのお店が多いので要注意だ!仕方なく自力で探すべく海沿いを歩くといとも簡単にジャンコクトー美術館を見つけられて寧ろビックリだった。
中に入ると初めて目にする本物のコクトーの作品が沢山ありテンション上がりまくりで調子に乗って帰りのお土産ではコクトーのポストカードを買いまくり店員さんを困らす。
15時が過ぎ帰りのニース行きのバスを乗る為停留所に行くと既に来ていたが間一髪間に合う。
バスはモナコに入ると渋滞に巻き込まれ中々進まない。仕方なく明日観光予定だったが急遽下車し散策すると、モナコGPのコースを見て回る、どうやら一部は勝手に入っていいらしい。
観客席のvip席のある場所がなんとプールがありラグジュアリーでビックリする。
しかしこのモナコの人達は楽しむ時はとことん過ぎる位とことんで少々浮世離れした街モナコの片鱗を垣間見たのだった
モナコモンテカルロ駅に向かうと丁度ラッシュアワーで電車は座れなかった。今日はフランスに来てからベスト3に入る位歩いたのでホテルに着くとぐったりだった。今日も充実した時間だった。
今日の一曲
Qua quara qua qua /Baden powel
Nice vol2
今日はいつもより遅めに起床、ニースの滞在日数は5日間あるので、今までとは違い少々ゆったりとした時間の使い方をする。先ずは10時半にプロムナードザングレを歩く、ニースは今日からの1週間ずっと快晴が続き
散歩するにも気持ちよく海沿いは心地いい風が流れる。今日は海沿いのレストランのパラソルはどこも開いていて、ニースらしい光景を目にしたのでシャッターを連写しまくる。
プロムナードザングレをひたすらまっすぐ歩いて行くと天使の湾を一眺できる絶景スポットがあるのでここでもシャッターを連写しまくる。
しかしこの眺めは気持ちがいい海は綺麗に紺碧が掛かっていて。いつまでもこの場にいたい。
更に歩くとヨットハーバーが見えた
ここはPorte de niceといい、街の建物の色に感動しこの辺を散策してみる。
色んな建物を見ると私は建物の決まり毎に気づく、それは建物の壁の色はそれぞれバラバラだが窓の扉が全て薄い緑色でほぼ統一されてるのである。
ここに限らずニースの他の場所でも同じであった。カラフル過ぎなく感じず何処かしら、締まって見えるのはこれが原因なのだと思う。
それから行きの道を引き返し旧市街へ向かうとマルシェが見える今日は日曜日なので、いつも以上にに賑わいを見せ。
周りのレストランは何処も大盛況だった。
ニースのビストロ、ブラッスリーの特徴はどの店もパスタとピザがありフレンチとイタリアンの混合の店が多い。
これは恐らくイタリアとの国境に近い事と、もともとこの地方の料理がイタリアの影響が大きいのだと思う。
私自体ニースはフランスというか寧ろイタリアを感じる。オリーブ、トマトが沢山取れるのは被るし、街の人が愛想が良くトッポいのも似てるいる。
お腹が空いたので、何処かで昼ご飯を食べる事にする。今日はBistro de l'operaと言う店に入る。
注文はこの地方の郷土料理であるが、今や全国的に何処でも見かけるサラダニソワーズこれはハーフサイズと普通のサイズがあったが勿論ハーフでと
ハムとチーズのオムレツと白ワインはこの地方の白コート ド プロヴァンスを頼む。
隣の人がサラダニソワーズの通常サイズを頼んでとてつも無い量だったので、それを見てホッとした。
サラダニソワーズはツナとアンチョビが沢山入り塩気が強い分ドレッシングはほんのすこし掛かってるだけだったが、この調整が絶妙なのとオムレツもチーズ、ハムの塩気があるので卵には殆ど塩気が無いのだが、このバランスが非常に良く美味しかった。
この後事件が起きた今でもその事件は謎だが、会計の際明らかに釣り銭が足りないのにも関わらず
私が払ったお金と釣り銭をトレーに置いたまま、店員は他のテーブルに行ってしまったのだ
結局頭に来たので、そのトレーのお金は全部持ってったが、平気でそんな事をする店員が許せないのと、自分の語学力の無さが情け無かった。
帰る際にトレーのお金は何も無いのに気づいてるのに、その店員は普通にありがとうございますを言ってたが、
なんだったのかは今だ謎だ??普通なら私に突っ込みを入れる筈なのに、釣り銭が面倒になって店員が奢ることにしたのだろうか?
はて話しを料理にもどすが
なんかフランス料理は、どの店も塩気が強いイメージを捉えていたが、それは割と思い込みなのかも知れない。
ニースの飲食店は、一流の観光地と言うのもあり値段が今までの地方都市に比べると、少し高いのが特徴だ
旧市街の奥の裏路に入ると他の国に迷いこんだのでは無いか?と戸惑う比い、フランス料理以外のスペイン、イタリア、ポルトガル料理屋が多い。
気軽なバル的なスペイン料理屋は行列が出来ていて驚いてしまった。やっぱりどの国も早い、安い、美味い、気軽この要素はでかい。
それから明日の予習も兼ねてモナコ行きの100番バスの停留所を探しにニース駅へ向かう。
しかし幾ら探しても見当たら無い…。これ以上探しても時間が無駄になってしまうので、その件はホテルに戻りレセプションのお姉さんに聞くことにして、夜飯を買うべくスーパーに向かう。
惣菜コーナーでコールスローとラタトゥイユとグリル野菜のマリネだ、これ全部合わせて5Eなんで日本で言うオリジン値段ってとこだ
ホテルに戻るとレセプションのお姉さんに100番バスの乗り場を聞くと、昼に行ったPorte de niceにあると教えてくれた私はてっきりニースから出てるもんだと勘違いしていた。
しかしホテルからPorte de niceは歩いて30分以上はかかるが、それでも敢えてそのバスを選ぶだろう、それは電車だとニース、モナコ間の絶景が見れないからだ、後は電車が片道3Eに対してバスは往復で3E掛かるので、歩くのが好きで時間に余裕がある人は是非お勧めなのだ明日が楽しみである。
今日の1曲
Little white lies /Kurt Rosenwinkel
Nice
今日は7時半に起床して8時30分にホテルを出る、受け付けの人はいない今日はどうやらバカンス!?でお休みらしい。
鍵をポストに預けてcheck outしてから、まずは今日もマルシェへ向かう、
真っ先にシャルキュティエに行き
ジャンボンペルシエとパテアンクルート
をそれぞれの店で購入する。ジャンボンペルシエに関してはこの地方を代表する料理なので、今回の旅でもしかしたら食べ納めになるかもしれない。パテアンクルートに限っては、基本的にはどの地方のシャルキュティエにも置いてあり、フランスでは大変ポピュラーな、お肉惣菜の立ち位置を築き上げている。計り売りでジャンボンペルシエがこの大きさで550円パテアンクルートは約100gで350円と破格の値段だ、この料理は手間が非常にかかるにも関わらずこの値段は驚きである。これ日本の渋谷とか銀座のデパ地下だと倍の値段はするので、マルシェはどれだけお得かがわかる。駅に着くと長旅前のトイレを済ます事に、ここで衝撃の事実が判明する、な、な、なんとトイレの値段が0.1e上がってるでは無いかヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
ここはフランスルールに従って見て見ぬフリをする。トイレの中は綾瀬のイトーヨーカドーレベルの小綺麗さで0.8eは、cpが悪い‼︎食べログに置き変えると2.96点位である
そう思うと日本は本当にトイレ先進国である。さて、これから今回の旅史上最長の6時間の電車の旅が始まる、行き先はニースだコートダジュール地方の中心都市で南仏を代表する都市だ。私がフランスで一番好きな街はパリでも無くモンサンミッシェルでも無くリヨンでも無くずばり、このニースである。この街は第2次世界大戦前迄はヨーロッパ中の王侯貴族が避寒に訪れる高級社交場で、西の隣り街にはカンヌ東の隣り街にはモナコとヨーロッパ有数のリゾート地なのである。海岸線に街があり、山もありと、文化的にはイタリアの影響を受けていてトマトを使った料理がポピュラーで代表的な料理はラタトゥイユ、ピサラディエール、日本でもポピュラーになっているサラダニソワーズがある。電車は予測通り10分遅れで出発。
フランスに来てから乗り物に関してはようやくフランスルールが身についてきたのか、少々の遅れも当たり前のように受け入れられるようになった(笑)今日のフランスの天候は全国的に雨だ。リヨン駅を抜けた頃から雨の降りが特に強くなって、今日は半分諦めのつもりで洗濯に専念しようと思ったが南仏に辿り着きマルセイユを抜けた頃から天気は急激に上向き始める。お昼時になると、マルシェで買ったパテアンクルートを食すが、見かけは完璧だが塩が効き過ぎていまいちだった。ジャンボンペルシエも塩味が強かったがこの料理に関してはこれ位効いている方が寧ろありかもしれない。昨日もそうだったが塩味がオーバードライブ気味で
ワインと共すイメージで作られてるのであろうか!?シャルキュティエで売られてる商品はみんなこんな感じなんだろうか!?私の読みが正しければビストロ、レストランで出されるより、シャルキュティエで作られてる惣菜は気持ち塩味が強めで作られてるのかもしれない。15時56分遂に待ちに待ち過ぎた憧れのニースに到着。
そこから本日の宿泊先Little palaceに向かう、今回の宿泊先は駅近で予算は出来るだけ抑えてで探したが。このリトルパレスはアクセスが大変良好な場所でNice ville駅を背にし直線で300m程の場所にあり更に300m程歩くと海が直ぐ見えるという場所だ部屋は6階で外の眺めは良好でなかなかご機嫌な部屋だ
折角来たからには部屋に籠るのももったいないので街を歩く事にその5分後ニースに来て空から豪雨という歓迎を受ける
直ぐにやむだろうと思ったら10分後に小雨になり空が段々と晴れ渡り虹が見える。
その後再び散策を開始する。
今日のニースは気温も暖かく非常に気持ちのいい陽気だった。その後ホテルの隣りのコンビニでワインとチーズを買って飯にして、のんびり過ごす。
今日の1曲
Your star will shine / The stone roses
Nuit-st-George et Vosne-Romanee
今日は朝から快晴、ディジョンに来てからもっともいい天気だ。昨日と同じく10時30分の電車で今日はニュイ サン ジョルジュへ向かう、ここも昨日のジュブレシャンベルタンと並ぶ銘醸地で高級ワインの産地としての歴史は古く、ルイ14世の時代から栄えていた。その列車に乗る前にディジョンの繁華街のダルシーを散策し適当に歩くとマルシェが見える、私はワクワクして来たデパ地下好きの私にとっては、マルシェはまさにワンダーランドであった、八百屋、チーズ屋、肉屋、惣菜屋、スパイス屋等ここはディジョンの台所と言った所だろうか?
ここでも写真をパシャパシャとる、特に目を引いたのはシャルキュティエであった。
ウチの店でもやっていたジャンボンペルシエ、パテアンクルート、パテドカンパーニュ等、フランスの定番惣菜が所狭しと並ぶ!!この時点で、明日の朝も行く事は決まった。沢山買いたい気持ちを抑えディジョン駅へ向かう。切符を買い、電光掲示板を見て驚いた!!乗り場はプラットフォームが8つ位しか無いのに37番線という表示だ、これは嫌がらせだろうか?いったい何処だそりゃぁ?駅の標識を見ながら行くと、なんとA乗り場の遥か後方にあるでは無いかぁ!?
なんとか戸惑いながらも無事列車に乗車。今日も乗り物に振り回される一日の幕開けである。ニュイサンジョルジュに着くと
400m程の場所でマルシェがあった。ディジョン程華やかでは無いがそこそこ地元の人達が集まっていて、買い物を楽しんでいた。
マルシェから100m程行った所にニュイサンジョルジュの観光局があり、地図と日本語の観光案内を貰った。ここで重要な情報をgetするブルゴーニュのワイン畑街道は国道74号線といい、ここを走るのが44番バスで、これを乗ればブルゴーニュの銘醸地が一変に回れディジョン迄行くらしいしかも1.5eとお買い得だ。ただし1時間から2時間に1本の本数だ、次のバスが1時間半後なのでニュイサンジョルジュの街を軽く回る事にした。
ジュブレシャンベルタンに比べると街は少し華やかで綺麗で歩くところ、歩くところドメーヌがあり、ワイン好きならばこのドメーヌ訪問でも十分楽しめそうだ。そこから先程のマルシェで、昼ご飯としてシャルキュティエでパテアンクルートとジャンボンペルシエを買う
2つとも少々塩味が強めだったが美味しかったジャンボンペルシエはニンニクを効かしていて、これはグッドアイデアアンド塩味が若干強めの方が美味しい事に気づく、パテアンクルートは豚肉オンリーで粗くミンチした物だった、これは別に…。な感じだった。
バスの時間が近づくと、私はヴァーヌロマネで降りたヴァーネロマネとはコートドニュイ地区でも特に高級ワインの生産で有名であの、ロマネコンティはヴァーヌロマネ地区で作られている。その停留所で降りると一面ブドウ畑が広がり圧倒された。
ここでも、有名ドメーヌがポツポツとあり。改めてブルゴーニュに来たんだという実感が大きく湧いた瞬間でもあった。
その後私は何を思ったか、ここから国道74号線に沿ってひたすら歩くのだった
それはブルゴーニュの畑を感じながら歩きたいと思ったからだ30分程歩くと運動不足からか疲労困憊になり、ヴァーヌロマネを過ぎヴージョに入りバス亭を見つける、どうやらここから先は道が二手に分かれるのでバスが来るのを待つ事にする。1時間後の14時49分にバスが到着するが、今日も予定通りに来なく、もしかして俺しでかしたかぁ…。と思った5分後にバスは到着する。その後バスはシャンポールミュジニー、ジュブレシャンベルタンと銘醸地を駆け抜けディジョンに到着した。
今後ブルゴーニュに来るかは分からないが、ブルゴーニュの街道を歩いた事ジュブレシャンベルタンの畑をほぼ独占で歩いた事は私の話しのネタとなり大きな財産になる事だろう。ありがとう!!
今日の1曲
Everyday is a winding road /Sheryl crow
Gevrey-chambertain et Beaune
昨日から天気が非常に心配だった天候次第では新たな予定を考えなければならない、幸い外を見ると小雨ではあるが散策出来そうだ。今日はブルゴーニュワインの代名詞的な場所ジュヴレ・シャンベルタンとボーヌに向かう。実いうと私は大きな勘違いをしていて、ジュヴレ・シャンベルタンへは、電車でのアクセスは可能という事を知った。今日は昨日とはうって変わって移動はほぼノーストレスで回る事が出来た。まずは宿泊先からディジョン駅迄バスで移動本当はcity passといって24時間トラム、バス乗り放題チケットが3.9eでそれが欲しかったのだが、バス内では購入不可で、駅の窓口で購入するらしい、無事駅に着くと10時半の電車で先ずはジュヴレ・シャンベルタンへ
この場所はワイン愛好家なら知らない人は居ないブルゴーニュワインの聖地だ駅に降りたつとさすがに田舎の村でぶどう畑と民家しか無い、何となく中心街がありそうな気がしたので南へ向かう。今日も地図は無く勘に頼るしか無かった。何故ならジュヴレ・シャンベルタン駅は無人駅で券売機も何も無い、これがあのジュヴレ・シャンベルタンの駅!?と思うと拍子抜けしてしまった。
600m程歩くと
centle ville(中心街)の標識が見えて私はホッとした、これが間違いだったら無駄な時間になるのと、この駅は1時間に1本しか電車が無く何も見れないまま引き換えす事になってしまうからだ、中心街が近づき先の方を見るとより、ぶどう畑が広がる
これちょっと感動であった、今までお客様に説明してた事が本からの知識からこの瞬間に、よりリアリティある説明を出来るようになったからだ。歩くと何件かドメーヌがあり片っ端から写真を撮る
ひとつ残念なのはドメーヌ内に入るのを躊躇してしまった事だ、田舎の村なんで英語は容易に伝わら無くフランス語は全く私は話せないからだ。それでも急斜面の特級畑などが自分の目前に見えた時、あたり前だが本に書いてある事が目前にあり感動だった。正直ワインを知らない人からしたら畑の為に何故だが?私からしたら、いったいどういう場所なんだろうという昔からの疑問がここで解消されたからだ。12時29分迄駅に戻らないと、次は1時間後になるので10分前に駅に戻ったが乗り場のプラットフォームを間違えてしまい、ギリギリで反対側のホームに間に合う。電車の中に入ると、車掌さんが居て、どうやらその人から切符を買うらしい。次の行き先はボーヌだ
ここはコートドール(黄金の丘)と呼ばれる、延々とぶどう畑が続く丘陵地帯にありブルゴーニュ地方の真ん中よりにある街だ中心街に行くとビストロ、ブラッスリーが沢山ありまたまたシャッターを押しまくる
menuを見るとブルゴーニュ地方の代表的料理、ブッフブルギニヨン(牛ホホ肉の赤ワイン煮)とジャンボンペルシエ(ハムとパセリ)の煮凝りが、ほぼどの店にもあって嬉しかった、ディジョンは何しろそこそこ栄えてる割に昔ながらの郷土料理が食べれる店が無いので何処でたべれるか困ってたとこだったからだ、13時を過ぎると昼ご飯にする事にしてお客の入りがいいブラッスリー
Le Carnotに入る、
今日は、グラスワインのピノノワールとブッフブルギニヨンを注文する事にした。
本当は前菜でジャンボンペルシエを頼みたかったが、恐らく2皿でお腹がパンパンになるのが想像出来たからだ。この牛肉の赤ワインは私が知る限りだと2通り方法がある一つはソースを煮詰めてバターでトロミを出す方法(これはウチの店だったりフランスの南西地方の作り方)とビーフシチュー的に出す作り方だ。この店とは限らずブルゴーニュ地方では後者の作り方だった。これはこれでありなのだが、少々ソースに濃厚さが無く物足りない印象だった。良いいい方をするとビストロらしい荒削りな感じがしていいのだが、私はちょっと洗練さが欲しいと感じた正直これはウチの店の方が美味しかった。後、思った程量はそんなに多くは無かった。店を後にし散策するとドメーヌがポツポツとある事に気付く
それとウチの店でも仕入れてたジョセフ ドルーアンのドメーヌを見つけた時はお!!!っと思った。ボーヌはディジョンより街が小さく見所があり、魅力的なビストロ、ブラッスリーがあり正直今回の旅で宿泊先をディジョンにしたのは私の選択ミスだった。ディジョンに戻ると、改めて街の中途半端さを感じた。宿泊先に戻ると例の海外wifiを借りてる会社からの代替機が届いていて、繋いでみるとやはりドカベン並に遅かった…。
3Gというのもあるので、画像が沢山のページを開く時は時間がかかってしまう
野球選手なら戦力外通告レベルだ、それから休憩して、ディジョンの中心街に出たがやっぱり魅力的に感じるブラッスリーもビストロも皆無だった。今日はコンビニでフランスパンとチーズと生ハムでサンドイッチにして夜飯をすませた、残り1日ディジョンに滞在だが、明日もディジョンから近郊に行くつもりだ、恐らく綾瀬で一番ディジョンを説明出来るのは私だけであろう笑
今日の1曲
How much for your wings /Black crows
Dijon
寂しい。ストラスブールと遂にお別れだ9時半にカテドラルに行って内部を見学する
途中メチャクチャ目を引くパティスリーがあったのでパンデピスを買う、このパンデピスはウチの店でフェワグラのテリーヌに添えたスパイスの効いたハチミツとライ麦のパンだ。身支度を整えてからストラスブール駅へ向かう、これからブルゴーニュ地方の首都ディジョンへ向かう。ディジョンとはブルゴーニュワインのブルゴーニュ地方の首都でマスタードで有名なマイユ社とカシスリキュールの2枚看板が有名だ。正直私の目的地はここから特急で30分程のボーヌという地域だここはブルゴーニュワインの中心地だ何故ディジョンにしたかと言うとボーヌには泊まるところが少なく、軽いノリでディジョンにしたのだ。ガイド本には交通の詳細やらが書いて無い…。(`・ω・´)そういう時は気合いでどうにかするしか無い(涙)こういった場合、過去の経験から言うと色んな意味で苦労を葬る事が多い、案の定今日はその通りの結果だった。Dijon ville駅に13時15分に着いたのはいいが
宿泊先のDijon pont neuvre駅へのバスの出発は通常だと14時15分なのにダイヤが変わったらしく14時50分だった。
フランスのバスは曜日、月でダイヤが変わる事が多く、しかも時間通りに来ない事が多いので日本の正確さだったりに慣れてると痛い目に合う、しかも私みたいに初めてその土地を訪れた物は四苦八苦させられる、本当は他の交通手段はあっただろうが、これは後から解った話しで、知らない場合は自分なりに敢えて失敗して勉強するしか無いのだ、敢えてこの交通手段を選らんだのは、その時はその行き方しか知らなかったからなのだ、この待ち時間バスマップがあればどれだけ良かったし、事前の下調べをしとけばって話しだが、旅の難しいところは現地に着いてからじゃ無いと分からない事が多く杓子定規に収まら無い事がほとんどなのだ、ある意味計画通りに進ま無い時こそが旅の楽しみ、面白さで分からない事が分かった時の充実感、これは旅を味わった物にしか分からない聖域だ。どうにか宿泊先のある場所に着いたのがいいが、今度は受け付けの係が休憩中なのか居ない…。まぁなんくる無いさぁと自分にいい聞かせ、しょうが無く15分程宿泊先前で立っていると受け付けの人が帰って来て無事、チェックインする事が出来た。今回の宿泊先はアパルトメントとホテルを混合した施設でApparteo Dijonだ
フランスに来てから今迄の宿と比べてダントツに設備が良く、しかも部屋の中にトイレ、シャワールーム、冷蔵庫迄あるのは初めてだった。今までの宿泊先の特徴はトイレ場合によってシャワールームが共同だったのだ、しかもこの設備で5000円を少し切るのはフランス国内だと中々無い(`・ω・´)
これよりも安く泊まりたい場合はユースホステルなのだが、全く見知らぬ1人と部屋を共有する事とセキュリティを気にしながらだと眠りに集中でき無い事が多く改めてヨーロッパの物価の高さを痛感する。しかし設備は最強だが田舎町ゆえご飯を食べるとこが無くあっても進んでお金を払って迄入りたい店が無く個人店のコンビニが一件だった、部屋に着き荷物を置き、とりあえず街を散策する事にした。宿泊先から適当に歩くと国鉄では無く、私鉄のバスがありこれがこの街の主な交通手段という事に気付く、そのバスを適当に乗ると見所が割と一点に集中してる事に気付く。
どうだろうか?ガイド本に書いてる通りだと旅の面白みは75パーだが、自分で考え導き出したプラン二ングは苦労はあれど場合によっては120パーの充実度がある。正直今迄の滞在先で、一番面白くない場所だが、今日は今回の旅で一番頭をフル回転させ、ある意味一番面白かった。それは全く予測が付かない場所に自分の身を置いたから必然だと言えば必然だ。しかしだが、これからの2日間が期待と憂鬱を彷徨う。 しかも明日は予報で雷雨らしい…。これは何もするな!のサインなのか!?今日はゆっくり眠る事にする。
今日の一曲
Sun rise light flies/ Kasabian
Ribeauville et Riquewihr
早朝から慌ただしい1日であった乗車する予定の電車が遅れたらしく、間違えて隣りの電車に乗ってしまう、ここで予定を一から作り直す事を余儀なくされる。
セレスタからリボーヴィレに行く予定だったが違う電車に乗った為、次のバス迄2時間半待たなければならなかった、仕方なく予定変更でセレスタからオークニクス城に行く事を試みる、今日行くリボーヴィレはバスが1時間から2時間置きにしか無いので一度の乗り遅れで大変なミスになる。
ただ幸いフランスは陽が落ちるのが遅いので、時間を気にしなくてもなんとかなるのである。セレスタでバスを待つが、時間になってもバスが来ないので時刻表を見ると、なんと今日は運休日だった、シーズンにより毎日運行したりしなかったりマチマチで運悪く今日は運休日にあたってしまったのだ、仕方なくセレスタからコルマールに向かいそこからバスに乗る事に決める、ちょうどその時こんな田舎町にも関わらず日本人の親子に出会う、年齢は息子さんが私より3から5上でお母さんが恐らく70を過ぎてるだろうか?目が合うと息子さんは私に話しかけて来た。
その親子も目的地はオークニクス城だったのだが、中々バスが来なくて立往生してたらしい。その親子は行き先を悩み考えていたので、折角来たのだからコルマールに行かないては無いと思い、私はコルマールをお勧めし、コルマール迄電車を共にした。
そのお母さんには、おかげで時間を無駄にしなくて済んだと非常に感謝されたが、ここ数日間、異国の地で久々に誰かと満足にコミュニケーションを取れなかった私にとってそのお母さんと話せたのはとても嬉しかった。その方はこれから向かうディジョンやリヨン等に滞在してたらしく、その土地であった色々な話しを聞かせてくれた。
コルマールに着くとその親子とは別れ。リボヴィレ行きのバス停に向かうと11時10分に出発で約1時間待つ事になった。時間になりバスの中に入ると車掌さんに行き先を告げてお金を払うと言うシステムだった。遂に念願のリボヴィレに到着するワクワクでしょうがなかった、
コルマールとの違いは家の色がよりカラフルになり、可愛いらしく、観光客がより少なく。村全体がのどかで小さいのでより周り易い印象であった。
このリボーヴィレという村はヴォージュ山脈の麓に位置し特急クラスのワインを産する村なのだ何処の場所を撮っても絵になり、まるで中世にタイムスリップしたかのようだった。お昼になると、今日の目的の郷土料理タルト ド オニオンが食べれる店を探す。
パッと見の印象でなんか美味しい物を出してくれそうなので、お昼はそのお店でlunchを取る。注文は白ワインのピノグリと
タルトドオニオン
とタルトフランベにした、
タルトド オニオンは昨日のキッシュの倍の量でフランスではこの量がスタンダードらしい。タルトフランベは2日前食べた店と同じで円形であった。両方とも味は可も無く不可も無くであった。
15時を回ると次の村リクヴィールにバスで移動する。
バスを停留所で待つと5分遅れてバスは到着した。フランスでは非常にバスの時間はアバウトなんでハラハラさせられる。リクヴィルに着くなり広大な葡萄畑を眺めてから
村に入ると大変感動した。一つ一つのお店のデコレーションやら壁の色やらカラフルで大きな感動を覚える
この村はズバリお店作りのヒントの宝庫であるこの場所だけで500枚以上は写真に収めた。18時50分の電車でストラスブールに戻るとホテルに荷物を置いて明日のディジョン行きの切符とアルザス地方最後のご飯を食べる店を探す。
正直4日も同じ場所に寝泊まりすると愛着が湧き移動する事に寂しさを覚える。最後の食事の場所は地元に根差した昔ながらのブラッスリーを選らんだ、ここでは豚のスネ肉のブレゼがお目当てだったのだ、この豚のスネ肉は恐らくドイツの影響を受けてる料理で、ドイツではアイスヴァインとして有名である。ここのアイスヴァインのブレゼが最後の食事を飾るのに相応しい凄い料理だった。それはまるでマンガの原子人が食べる骨付きのマンモス肉のようにガッツリで付け合わせのポテトもグリーンサラダも有難い食いしん坊盛りだ
ザ街の定食屋という具合にこれこそ私がやりたいお店のスタイルだ!!!
これでパンも付いて16.9Eは嬉しい
味の方は脂身が少ないので量の割にサクッと食べれた、このアイデアは頂きだ!
店を見るとお客様はみんな50オーバーにも関わらずガッツリな肉料理を残さず食べてて、さらにガッツリなデザートを食べて、どうやらみんな胃袋は元気らしい笑、しかし最後の食事を飾るのに相応しい店だった。4日間滞在してアルザス地方の様々な魅力の虜になってしまった。
次いつ行くかは分からないがその時はもっとアルザス地方の事を勉強して行きたい。貴重な時間だからこそ、様々な事を理解したかったが、私が知るアルザス地方の情報が乏しかったからだ、ただそれが無いにしても、非常に充実した4日間だった。
今日の一曲
華麗なる大円舞曲(ショパン)/
フジコ ヘミング