Saint-Emilion
ボルドーと言えばワインこれを外す訳にはいかない、そんなボルドーならではのシャトー巡りでサンテミリオンを目指す
因みにサンテミリオンとはフランスの南西部に位置する町で、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏、ジロンド県に属する。ボルドーワインで有名なボルドー近郊のワイン産地のひとつで、歴史地区は周辺の7つのコミューンの景観とともに、「サン=テミリオン地域」の名でユネスコの世界遺産に登録されている。
朝8時12分にボルドー駅からでは無く、宿泊先から近いセノン駅から電車を乗ろうと試みるも券売機がフランス語表示しか無く、仕方なくボルドー迄行き、ボルドーから8時55分の電車に乗る事にする
この列車だと途中Libourne駅で乗り換えと1時間の待ちで合わせて1時間44分掛かる、8時12分の列車では33分で着いてしまうので、無理して券売機で買おうとも考えたが、カンヌで間違って買って罰金35ユーロとられたのが脳裏に浮かんだので大人しくした。
Libourne駅に着くとそのまま駅に居ても勿体ないので軽く街歩きするもこれと言ってピンと来るとこも無くスーパーマーケットに入り時間を潰す、物によってはボルドーより若干安い物もある。
時間になると、列車に乗るここから、サンテミリオン迄たった8分しかかからなかった。遂に遂にサンテミリオンに来てしまった
この経験で、これからはお客様に生きた話しが出来ると思うと嬉しかった。先ずは適当に畑の方に歩くと村全体がぶどう畑とシャトーが何件もあり感動
写真でしか解らなかった世界が現実的になった瞬間だった、1つのシャトーに対して少人数で作業してる風景に驚かされる、段々歩いてくと上の傾斜がある場所が特級畑が広がり、確かにこの場所だと日の当たりが全然違う。
意外だったのがお城のような派手なシャトーが沢山なのかと思うとそうでも無かった。写真は一番派手なシャトー
しかし、ここの畑をアジア人1人でほぼ独占して歩けたのは貴重な経験であった。
そこから中心街に歩くも地図が無いので適当に歩くと、畑を登った上の方に教会が見えたのでそこを目指すと街が見えた、とても小さい街だった。
街の中には、レストラン、ワインのカーブ、お土産の惣菜屋さんがあった。
中にも目を引いたのが、ワインショップのサンテミリオンの値段だが、1本10eとか超破格で売ってたのもあった。
フランスは、私が入ったブラッスリーで限定して話すと、パリ以外はフランス以外の国のワインは置いて無く、その地方ならではのワインがリーズナブルに出してある量は100 500 750で店によっては250を出す店もある。
こういう所がフランスの好きな所で、自国の物に誇りを持っていて、悪い言い方をすれば他国の物は受け付け無い、そういうプライドって私は大事にすべき事だと思う。
街は思ってたより、小さかったので予定よりも早く散策が終わり、3時にホテルに帰ると小休止を取り6時にボルドーの中心街をぶらぶらして。駅で明日のチケットを買い今日も早めに寝る。
貴重な経験を出来て満足な1日だった。
West corst blues / Blind brake
http://www.youtube.com/watch?v=ZayTpvm0Yho&list=RDEMOtwkN0Zmp6Tf5ibCQ6pflg
Bordeaux
今日は11時にボルドー到着
フランスに来て一番暑い日でボルドーは最高気温が29度そんな暑い中10kgのバックパックを背負い冬物のPコートを来て街を散策。
今日はブッキングしたホテルが17時チェックインという事を知らなく、ボルドー駅で荷物が重くて預けようと試みもするも、上手くコミュニケーションが取れず仕方無く重い荷物とPコート小さいカバンを肩に掛けボルドー市街を散策する。
流石はプチパリ、月の港と言われる街ボルドーだ!
道幅が大変広く、街もスケール感があり綺麗だ、ボルドーと言えばのブルス広場、水鏡がある通りはゴージャスさがあり。圧倒される
が10kgの荷物を背負い30度近い暑さで2時間歩きっぱなしの私は、体力的に辛くなり暫く、カンコンス広場付近で休憩を取る
時計の針が3時半になると、歩くのが嫌になり、4時ならホテルも入れてくれるだろう…。と軽い気持ちで宿泊先のトラム駅のLa Maregue駅へ向かう為トラムマップを見ると
今日もまた遠い(汗)
中心街から14個目の駅だった。
トラムは中心街を抜け坂を抜けてくと
街の名はcenonと言う場所に変わり、昨日のトゥールーズと一緒で高速道路近辺を走ってく。
更に行くと街と言うよりベットタウン的な街に移り、この辺りになると都市部とは明らかに歩いてる人が変わり、アラブ系やら黒人やらが多い地域になった。もともとフランス自体が色んな移民を受け入れる懐の深い国なんでこの街自体も色んな人種がいる。因みにアジア人は本当に数が少ない。(かといって貧民街とかそういう場所では無い)
駅に着くと、そこから500m程歩いた所が今日の宿泊先クイックパレスだった。途中陸橋を渡るが下は高速道路なのだ!
昨日のトゥールーズも然りだが、どうやらフランスでも中途半端に大きい街だと予算抑え目で探すと駅近は高級ホテル、安くて3つ星で、リーズナブルな所は皆無でこういった郊外になってしまうらしい…。
同じ予算でも、パリ、リヨン、ストラスブール、ニースの時は駅から500m以内でも沢山あったのに…。
ホテルに着くと扉が閉まってた。
そりゃそうだチェックインが1時間前出し…。しかしドアから中を見ると受け付けの人はいるので軽くノックすると
開けてくれた。
予想通りチェックインは
17時だったが優しい人だったので部屋を用意してくれた。
疲労と暑さで暫く小休止すると、再び街に向かう、その時は目が慣れた性かあまり遠さを感じなかった。(よくよく考えたら25分位なんで、まぁ、良しな方かもしれない。)
市街に着くと、観光名所を何箇所か周り
ご飯にするも、郷土料理系が無く、スタイリッシュなフレンチイタリアンばかりで、入りたい店が無かったので、今日もブーランジェリーでパンを買って、食べ歩きながらホテルへ帰る。
あんまりボルドーも郷土を感じられるレストランは無さそうだ、ひとつ発見があるとすると、トゥールーズでもそうだったが南西地方に入ると、アラブ系の人が多い性か、クスクスをメニューで良く見かけるようになった。
今日は暑さとの戦いの一日であった。
Bye bye black bird / Julie london
Toulous
フランスに来てから3週間になるが今日は3本の指に入る位地味な日だった。
昨日のカルカッソンヌとその宿泊先が凄く気に入ったので、今日はそのまんまカルカッソンヌで留まるか、トゥールーズに向かうか悩んだが、明日のボルドーのアクセスを考えるとトゥールーズの方がいいという事で今日はトゥールーズに向かう
トゥールーズはフランスの南西地方でもっとも人口の多い都市だ、
今日はトゥールーズの宿泊先までの道中がネタになるので、最初にその話をすると、
私は今までホテルはアクセスを最優先、その次は予算で決めて来たが、残念ながら今回のホテルはアクセスは非常に中心から離れてて驚いてしまった。それでも
まだこのホテルはいい方なので、今回は恵まれてなかったとしかいい様が無い。
いや寧ろ今までのホテルが恵まれ過ぎてたのかもしれない。
まずはトゥールーズの駅を降りてからメトロに向かうとMetro B線の終点ラモンヴィルで下車、これはトゥールーズ駅から11個目の駅だった
ここから地上に出てからが驚いた完全に郊外に来ていて、街というよりは、高速道路の乗り場付近で車が速い速度でビュンビュンと走っていた。
少々不安がよぎり更に暫く歩くと公園が広がっていて
地図通り進んだ場所に今回の宿泊先のhotel F1.comがあった。この間約800mだ、真夜中は少々ぶっそうだ…。
手続きをすると
私の名前が無く、良く見てみると何故かカタカナで表記されてたらしく。(これは前のホテルでも突っ込まれたが原因は今日解決)本人確認で少々手こずる。
部屋に入ると昨日のホテルの半分でトイレ、シャワーが共同だった。
やれやれと思いながらも、中心に向かうと約40分掛かる、この時点で段々心が折れる。
市街を観光するも昨日のカルカッソンヌが良過ぎたせいで、はっきりいってあまり面白い場所も無く
普通の地方都市だった。とはいってもこの街の旧市街はレンガ作りの家がたち並び綺麗であった
このレンガ作りが夕日に輝く様子からバラ色の街と呼ばれてるらしいが私は??
だった
それともう一点写真の道路標識が他の街には無い特徴でどうやらフランス語とオック語で書かれていた。
それとこの都市のカスレも有名だが中心街のレストランはカスレのカの字も無かった。なんとなくだが今日は街との相性も良く無いので、その後は今後の旅程をじっくり考える時間に回した。
毎日がいい日ばかりでは無いのでこういう日もあってこその旅だ。今日は早寝で明日のボルドーに備える事にする。
今日の1曲
Blowin' in the window / Bob Dyran
Carcassonne
カルカッソンヌ、この言葉でピンとくるのであれば、その方は相当なフランス通の人だ。今日はアルプス、ローヌ地方から南西側に移動し、ラングドック ルーション地方のカルカッソンヌ地方を目指す。
ここに来るまで、この地方に対して私が知ってる知識と言えば、郷土料理のカスレが有名とリーズナブルなワインが多いというだけで、カルカッソンヌに関しては城塞都市と言う認識しか無いままこの街に来た。
今日は朝9時36分の電車でリヨンに別れを告げ12時53分にカルカッソンヌに無事到着
ここからたった100m程の距離の、ホテルブリストルに着く、今回の旅始まって以来初の3つ星ホテルだ、ここは早割で予約した事もあり、正規より2000円程安く泊まれたのだった。
このカルカッソンヌの主な観光スポットは駅から25分程のシテに集約されている。 ホテルに荷物を置くと真っ先にシテに向かう。
前日迄の3日間割と都市部にいた私にとってはカルカッソンヌは非常に人も少なく、アジア人にも優しく、街も綺麗で心地よい気分にしてくれる街で直ぐにこの街が好きになった。
私は今回の旅は田舎街に居心地の良さを感じる、何故ならそれは都市部に比べてアジア人にも優しいと言う事と、必要以上の警戒心を抱かなくてもいい事が一番大きい。
シテ迄の間の道中、今日は日曜日と言う事もあるのか、本当に人が少なくほぼ街を独占してるような感覚だ、それと何よりも天気が3日振りの快晴で気分がいい
シテが近づくに連れ、まるで現代から中世にタイムスリップしてるような気分になった。
さてこのカルカッソンヌを少しだけ説明すると、その昔カール大帝がこの都市の攻略をあきらめ退散するときに、当時街を治めていたカルカス (Carcas) が勝利の鐘を鳴らした (sonner) ことに由来するという伝説がある。
またこのときに篭城した市民が家庭に残っていた食材である豆、雑穀、豚や腸詰や鴨などの鳥獣肉を持ち寄りまとめて大鍋に入れ煮込んだものがカルカソンヌの名を冠したカスールという鍋料理:カスレのルーツになったと言われている。
古代ローマ時代から発達した城塞都市であるシテ(cité, またはville haute)と、オード川をはさんだ向かいに展開した下街(ville basse)との二区画からなる都市である。シテを覆う城塞は19世紀に建築家のウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュクにより修復されており、シテは「歴史的城塞都市カルカソンヌ」の名で1997年にユネスコの世界遺産に登録された。
シテの入り口に立つと本当にタイムスリップをした気分であった、それと中は昔のままなのかと思っていたが、都市として機能している事に驚いた、流石にこういう場所だけあって観光客は相当な数いたがそれでも規模が大きいのもあって、落ち着いて観光出来た。
他の都市と比べるとスペイン的な匂いを感じる街でもあった。それはスペインの国境に近いのも関係してるのもあるし、スペイン人の観光客も多かった。このシテは見るとこ全てがシャッターチャンスな位見所が多くて、いつもよりカメラのシャッターを押すケースが多くこの瞬間の時間の流れは早かった。
17時になるといったん休憩でホテルに戻り18時半には、カスレを求め再びシテへ向かった。今日はle ploと言うお店に入る。
内容は
メイン カスレ
デセール クレームブリュレ
だブータンノワールとは、これは先日のリヨンの郷土料理で食べそびれてしまったが、豚の血と脂によるフランスの腸詰の一種で血を使っているのでブラッドソーセージの一種になる。一般的にはニンニク、タマネギ、パセリと柑橘類の香料が調味料として使われる料理だしっとり仕上がっていて、血生臭さも無く焼きりんごと相性がよかった。本来ソーセージ型で出すが、こういう出し方の方が馴染み深いかもしれない、是非店でも試してみたい一品だ。
カスレとはフランス南西部の豆料理で豚肉ソーセージや羊肉、ガチョウ肉、アヒル肉等と白インゲンマメを、料理の名前の由来にもなったカソール(cassole)と呼ばれる深い土鍋に入れ、長時間煮込んで作る豆のシチューあるいはキャセロールである。地方により様々なバリエーションがあるが、有名なのはカステルノーダリのものとカルカソンヌのもの、トゥールーズのものである。カルカソンヌではヨーロッパヤマウズラのブレゼが加わる場合があり、フォアグラの名産地トゥールーズではガチョウのコンフィが加わる。この3つの地方の住民の間では、どれが本来のカスレかという議論が絶えないと言われている。この店のカスレは
鴨のコンフィ、トゥールーズソーセージ
豚の皮が入ったタイプで汁気が若干多くインゲン豆が煮崩れてるスタイルで、アクセントに香辛料を入れているのがポイントでインゲン豆の量も多く私が作るカスレの3倍位入っててカスレのお手本を見せて貰った気分だった。
最後のクレームブリュレは、量ががっつりでどちらかと言うと片目で表面をキャラメリーゼしたプリンの様であった。
それから街を再び散策して夕焼けに当たった雄大なシテを何枚も写真に収めたのだった。
今日の一曲
Birds eye view / Muthspiel Gregoryan Towner (From a dream 2008)
Lyon part3
美食の街リヨン滞在も今日が最終日である。自分なりにはであるが、この街ならではの郷土料理を出来るだけ味わいたいという思いで何件かブションに入ってみたが
リヨンに来て絶対にマストで外しちゃ行けないメニューがあるそれがクネルである。
クネルとは昨日も説明したが
肉・魚などをすりつぶし、卵・パン粉・調味料などを加えて球状や円筒形に形づくり、ゆでたり蒸したりしたものである。
そのクネルの本当の美味しい店を探すべく私はこの2日間店を調べまくったのである。その店は旧市街にあるRestaurant cafe de soleilという店だ。
ここは伝統的なクネル料理から鶏を使ったクネルだったりと多種多様なクネルがメニューにあり、正に本気でクネルを食べたい方にはもってこいのお店なのだ
中に入るとまだ開店して間もないので2組しか入って無かった
今日は27eのコースで
entree 牛鼻、仔牛の足、レンズ豆のサ ラダ
plat クネル アメリケーヌソース
fromageセルヴェルドカニュ
今日のメニュー3品も、ここリヨンでしか食べれ無い郷土料理だ。
前菜の牛鼻、レンズ豆、仔牛の足のサラダこれは店によってはサラディエリヨネと呼ばれるどんぶりにたっぷり入ったものを5つくらいドーン!とテーブルに置かれ、それを好きなだけ取って食べるリヨンを代表する郷土料理だ。牛鼻も仔牛の足もコリコリしていて、柔らかいレンズ豆とのアクセントになり、酸味の効いたヴィネグレットとコルニションが全体の味を引き締めていた。これも日本だと食べれる所が少ない。多分知らない部位だから抵抗があるのだと思う。
クネルはどでかい180gほどの楕円型をした物がグラタン皿に入って出てくる。ソースはアメリケーヌを生クリームで伸ばした物だフワフワしていて、一番的確な表現はブータンブランの魚バージョンといった所で、あまり魚感が感じられ無いのが少々残念ではあるが、今迄知らなかったクネルが明らかになった感動は格別な物であった。クネルが食べ終わるとギャルソンはデザートかチーズの黒板メニューを出してきて、迷わずセルヴェルドゥ カニュを注文した。
セルヴェル ドゥ カニュこれはフロマージュ・ブランを使った料理で、セルヴェル・ドゥ・カニュcervelle de canut、直訳すると《絹織り職人の脳みそ》だ
この名前の由来はかつてリヨンの主要産業であった絹織物を作っていた職人たちが、好んで食べていたからで、これは水切りしたフロマージュ・ブランにエシャロット、シブレットなどのハーブ、にんにくなどを混ぜ、塩、こしょう、ワイン酢、オリーブ油で調味したもので、リヨンのビストロでは必ずと言いほどおいてあるのだ、少々塩味が弱めで酸味が強いのでヨーグルトのようであったが絞めの一皿にふさわしい一品であった。
時間が13時を回ると人気店らしく満席になり、ここで食べれた事を非常に嬉しく感じた。
その後今日でリヨンでは食べ納めという事もあって夜には、もう一件ブションに行く事にした。店の開店が19時だったがその15分前にまたしても、ニースに続いて豪雨の歓迎を受ける。
お店の場所は昨日の昼間ランチをしたマロニエ通りのchez mounierというお店だ
店内に入るとまだ19時でopenしたばかりにも関わらず、既に7割方埋まる、この店はなんと言っても写真のマダムの接客が素晴らしい、常連、一見関わらず接客的にコミュニケーションを取り絶妙な距離感で店を盛り上げていた。
そしてメニューに注目だ!!!
前菜、メイン、チーズ、デザート、パンが付いてなんと14.5eだ。フランスに来てからno1のコスパを誇る。
今回は
前菜
レバーのケーキ トマトソース掛け
メイン
アンドゥイエット
チーズ
サン マルスラン
デセール
ガトー ショコラ
とモルゴンのポ リヨネを注文
少し余談だが、フランスに来て本当に言葉に苦労するが…。
食事に関してはメニューがスラスラ読めて寧ろ観光名所を回るより、レストランの黒板を読むのが楽しくてしょうがない。
これは仕事でも常に意識的にフランス語を読み書きしてた賜物である、ここで凄く役立つのは本当に嬉しい。
そのおかげでフランスの食がより身近に感じる、レストラン、ブーランジェリーパティスリー等の飲食店に入って品物を選ぶ瞬間はこの国に来て何よりも一番楽しい瞬間でもある。
料理を説明するとフォワグラのケーキは鶏レバーのガトー仕立てで
ガトーとはフランス語でケーキ、お菓子と言う意味で鶏レバーをお菓子を作るように仕立てた料理だ
本当こういう表現をしたら怒られるかもしれんが鶏レバーで作ったハンバーグにトマトソースを掛けたような料理だ。
この店では四角で出てたが私自体も初体験だったが、ヘェ〜!!な感じで一見何故?トマトソースと言う印象だったが寧ろトマトソースのお陰でレバー臭さを中和して非常にバランスが良かった。
アンドゥイエットは豚モツのソーセージだ、リヨンではアバ(内臓)料理が非常に食される、これは大戦中に食料難が続いて、捨ててしまう食材を苦肉の策で美味しく作る為にどうしたらいいかと、考えたら、凄く美味しかった的な料理だ、グリエしたアンドゥイエットにマスタードソースを合わすがこれも初体験の味だがこれは旨い!!!ホルモン好きには大推薦でこのアイデアは頂きだ。因みにジャガイモの付け合わせはドフィノアと言ってこれもリヨンの郷土料理だ
この時点で既にお腹が一杯だが
畳かける様に今度はチーズが出てくる。
サンマルスランとはリヨンのあるローヌ地方で作られてるチーズだとても風味もおだやかで食べやすく白かびの苦手なかたも食べやすい逸品だ。これもそこそこな量が出て来る。
最後のガトーショコラは濃厚さの中に素朴さがあり美味しく頂いた。
リヨン最後の食卓に相応しく大、大、大満足な夜だった。
以上3日に渡って観光はほぼ無視で、リヨンのブションを勉強し体験したが、こんな貴重な時間を作れて本当に良かったのと、これからの店作りに大きな影響を受けるだろうと確信している。
いつかまたリヨンには是非足を運びたい。
今日の1曲
Coular cafe / Serge Gainsbourg
Lyon part2
リヨンには滞在期間を3日間設けているが、天気予報では昨日からの4日間ずっと雨だ
もともとリヨンは観光と言うよりは飲食店の勉強のために来たので、そこまで天気の影響は関係無いが、やっぱり晴れてるに越した事は無い。
今日はリヨンが生んだフランス料理界の巨匠ポールボキューズ市場
【ポールボキューズとはフランスのリヨン近郊にあるレストラン「ポール・ボキューズ」のオーナー3つ星シェフで、ボキューズ・ドール賞の創設者。現在、小野二郎の91歳に次ぐ高齢3つ星シェフである。もっとも近年は、高齢であり、全く料理を作っていない模様であのクレームブリュレを発案した人物でもある。】
とリヨンの中でも飲食店が立ち並んでる3つの通りMarronniers通りとMerciere通りと旧市街のSt jean通りを歩いてみた。
ポールボキューズ市場は市場と言っても
スタイリッシュな市場でレストラン
パティスリー ブーランジェリー等、様々な飲食店が入っていて、ディスプレイの仕方がセンスよく、見てるだけでも
非常に楽しい気分にさせてくれる場所であった。
それから例の3つの通りを見て歩いて思った事は、比較的若者は昔ながらのブションには行かなくて、そう言った店は年配か地元のリヨン料理に興味がある観光客だ、
若者は内外装がスタイリッシュな今風のレストランに行く事が多く見受けられるが20代前半に限っては日本と変わらずマクドナルドに入り浸る若者が多かったのは、美食の国フランスで考えるとちょっとショックだった。
聞くところによるとリヨンでも昔程、ブションの数は多く無いらしい。寧ろ観光客、外人の方がブションの事を詳しく知ってるのでは無いかと思う。これは日本に外人が旅行に来て、地元の人よりも
有名な場所について詳しかったりするのと類似する。それともう一点、地元の人は直接レストランにご飯を食べには行かず、お気に入りのパン屋さんとか惣菜屋さんでお昼ご飯を買うというケースが非常に多いのだ
幾ら安かったにしろ昼のランチが安くて12ユーロだとしても、毎日の生活で考えると食費が圧迫されてしまうだろう。
大体ブーランジェリーで買うフランスパンが1本100円位でかなりの量で同時に惣菜屋で買うサラダで5.5ユーロ位なので昼飯一食あたり日本円で換算すると800円位使う計算になる。それでも日本だと食費に関しては一回500円を切って食事を出来る所がある事を考えると、やはりフランスの物価の高さを改めて感じる。
この3つの通りの中でも伝統的なブションが多かったのは、やはり旧市街のSt-jean通りだった今日は最初にMerciere通りSt-Jean通り最後Marronnier通りで、ここのブションでご飯を食べた。
Merciere通り
勿論ブションもあるが今風なレストランと半々位の割合
St-jean通り
昔のブション7に対して新しめな店3割位
Marronier通り
新しめな店7のブション3割位
【食レポ 2】
今日はRestaurant Le Marronierで食事をする
今日は16eのプリフィクスコース
entree クネルのサラダ
plat タブリエール ド サプレ
dessert クレーム キャラメル
クネルとは
西洋風のすり身だんご。鶏肉・子牛肉・魚・甲殻類などをすり身にして、つなぎに卵・小麦粉・パン粉・牛乳などを加え、だんご状にてゆでたり蒸したり焼いたりしたもの。ソースをかけて食べるほか、つけ合わせ・詰め物・スープの浮き実などに用いる。
タブリエ ド サプレとは
ハチノスのパン粉焼き
リヨンを代表する郷土料理で
タブリエ、、、エプロン
サプール、、、兵士
昔、料理上手な兵士が考案し、身に着けていた前かけが、ハチノス模様に似ていたことから付いたらしい
クレームキャラメルとは
ズバリ、プリンの事です。
クネルは人生初体験だ良く洋風のハンペンに例えられるが私が感じたのはイメージはクリームコロッケだ、もうど真ん中の好みのタイプでもっと早く食べとけばよかった。ただサラダとドレッシングがもう一つだった。
メインで出す場合はアメリケーヌソースでグラタン仕立てで出すが、それを早く食べてみたい、現在美味しい店検索中。日本で食べれるとこが少ないのが非常に残念。
タブリエ ド サプレ
これも無茶苦茶、美味かったパン粉がカリッとしてて、タルタルソースと合わすとより美味しいハチノスは好き嫌いが分かれるが、リヨンではソウルフードなのだ
クレームキャラメル
もう、どれをとってもハズレが無いのは
流石だカラメルの苦味具合が私にとってジャスト過ぎて、もう一皿頼みたい位だった。
価格はこれで16eなんで有難い。
この後雨の降りが強くなり宿舎に戻るがこの旅始まって以来のベスト3に入る事件が起きる。
地下鉄の列車に乗り込むと若い女の子がなんちゃって英語で何もしてない私に訳の分からんいちゃもんをつけてる隙に、
グルになってた私の死角に入らなかった後部の女の子が私のカバンから何かを盗もうとしたが
最終的には未遂に終わった。私は一瞬だったのでその時は何がなんだか分からなかったが締めてたハズのチャックが開いていたので、その時に初めて気づいた。
隣の駅で降りると何も盗まれてなかったのでホッとした。ただ開けられた、チャックの場所はいつもなら、財布を入れてたので、ある意味運が良かったのである。
ホテルに戻ると小休止してそれから再び
外に出る。この時はクレジットカードと20ユーロだけ持ち、軽装で出掛けた。
フルヴィエールの丘を目指す為まずはVieux Lyon 駅へ向かう、ここから丘まで行くケーブルカーが出ているにも関わらず私はその時のは知らず
徒歩で丘まで登る、ここからの見たリヨンの街並みは非常に美しく感動であった。
この頃には完全に雨もやんでいたので、その後街を散策して、リヨン旧市街からリヨン パール デュー駅迄ひたすら歩いたのだった。その後ホテルに戻る
今日は色んな意味でハラハラな1日だった。
今日の一曲
tico tico / Paco de lucia
Lyon
大好きだったコートダジュール地方もお別れの時が来た、今日はフランスを北上し美食の街リヨンへ向かう、ニースから4時間掛かるので、リヨンの時間を少しでも多く取りたい為今日は6時起床で7時20分の電車でリヨンへ向かう。
列車はコートダジュール地方からプロヴァンス地方等のフランスの南側は晴れるが段々アルプス、ローヌ地方に入ってから天気が崩れ始めて来た。
リヨンに着いた頃には完全に雨でフランスに来て2週間目にして、初めて折り畳み傘を開く。個人的な話しをすると、このリヨンという街は私にとったら2回目で初めて来た時はスイスのジュネーブ迄の通過駅だったがストで立往生して仕方無くバスで移動した思い出の場所でもある。幸い今日はストには巻き込まれずリヨンに着くと先ずはMetroを探す。
今日の宿泊先のセジュール&アフェール リヨン サックス ガンビュタはlyon part due駅から2つ目のsaxe gambetta駅だ今日も無茶苦茶スムーズにホテルを見つけられた。saxe gambetta駅から200mで今迄で一番アクセスが良かった
チェックイン時間が15時だったのにも関わらず13時に着いた私をレセプションの人は追加料金なしで入れてくれた。
悲しい事に雨が次第に強くなり軽く仮眠を取る事にする。
1時間半後雨足は変わらないが朝から何も食べて無かったのでご飯を食べたかったのと、どうしても旧市街のブションが一体どういうものかが、気になってしょうがなかったので雨の中、Vieux Lyon駅へ出かける事にする。
※ブションについては後ほど
ご飯が食べ終わると相変わらずの雨なんで早めにホテルへ戻り今日は洗濯をしてゆっくりする事にした。
《ブションとは》
私がリヨンに来た一番の理由は何を隠そう、リヨン独自のブション文化を肌で体感したかったのである。
このブションとはフランス語で「ブションー=コルク栓」という意味で、いわゆるワインの栓の事を意味する、リヨンでの「ブション」はその意味と、リヨンでは郷土料理、地元料理であるリヨン料理を提供する、庶民的な雰囲気のレストランをブションと呼ぶのだ。
これはリヨン独自の呼び方で他の地方ではビストロと言うよりはブラッスリーと言った所で日本で言うところの居酒屋要素の強い食堂、定食屋って感じだ
リヨン料理といえば、贓物料理であるアバ料理アバ(Abats)、鶏や魚をすり身を使った料理クネル(Quenelle)、青カビチーズ、ソーセージなどの代表する有名な料理があるのだ
そんなリヨン料理を食の都リヨンで堪能するのにはミシェランで星を獲得するような有名なレストランからひっそりと佇む穴場のブションまで数多くの場所で楽しめるようだ
だがしかし「ブション」という名前が名物化、ファッション化し過ぎたため、偽ブションも出現したことで、ブションの定義に基づいた認定マークが発行されているのである
店の入り口に“Authentique Bouchon Lyonnais“という認定マーク下記参照があれば、そこそこ信頼出来るのかも知れない。
ブションはリヨンのあちこちにあるが、旧市街地や、ベルクール広場から北に行ったメルシエール通り周辺のレストラン街、穴場としてはレアル(Les Halles)という市場の中に入ったブションがいいらしい。
☆Bouchon(ブション)のよくあるメニューで言うと
◇Salade Lyonnaise (サラダ・リヨネーズ)リヨン風、サラダ
◇quenelle de brochet (クネル・ド・ブロシェ)川カマスのすり身
◇Andouillette à la Ficelle (アンドユイエット)牛の内蔵のソーセージ
◇Tablier de Sapeur (タブリエ・ド・サプール)牛胃のフライ
◇Sauciss chaud sauce Beaujolais (ソシッソン ショード ソース ボジョレー)
ソーセージのボジョレーワインソース
◇Tarte a la praline
(タルト ア ラ プラリーヌ)
タルト プラリーヌ
【リヨン食レポ その1】
リヨンに来て下調べもしないまま直感を信じ先ず1件目はLe Laurencinに入店する。
ここを選らんだ理由は昔からのオーセンティックなリヨン料理が売りで、観光客に媚びてパスタ、ピザとかを置かない所に好感を持ったからだ。
一応休憩無しの通し営業のスタイルで入ったのが15時と言うのもあって、サービスの若いあんちゃんが緩くお店を切り盛りしていた。
頼んだ物はポ リヨネ250mlでコートデュローヌ【ポ リヨネとは厚底のボトルに入ったハウスワイン もっと詳しく知りたい方は下記をクリック下さい】
https://www.google.co.jp/amp/societebon.exblog.jp/amp/11296327/
と15eのコースで
entree リヨン風サラダ
plat ソーセージのボジョレーソース
dessert タルト プラリーヌ
先ずは15eで前菜、メイン、デザートは嬉し過ぎるこれにパンも付いてくる
【コーヒーは別料金】
因みに同じフランスのニースだと15eでスパゲティ一品のみとかざらだ、流石美食の街リヨン!
まずリヨンサラダこれは、ウチの店でもやっていた一品だがブションに行けば何処にでもある代表的な料理だ。ベーコンは多少塩っぱいのが気になったが寧ろサラダのドレッシングと卵の黄身を絡めた時に絶妙なバランスだったしかしだがポーチドエッグが雑過ぎた、量も日本のコースのサラダの量だった。
ソーセージだが、メインなのでこれは割とガッツリで赤ワインソース【ボジョレー】と相性が良かったソーセージを赤ワインソースで出すのは自分も試みた事が無かったがこれは普通に相性がいいので是非店で試したい。
最後のデザートのタルトプラリーヌはリヨン名物の真っ赤なタルトでプラリーヌとは真っ赤に着色したアーモンドで、砕いたプラリネをたっぷり使い、生クリーム(日本で使うものよりもっと濃厚なもの)と混ぜ合わせて作る。火にかけて煮詰めるとこの鮮やかな赤い色が出て、最後にタルト生地に入れて冷ます、スイーツだが、これが予想通り甘すぎたが、エスプレッソと合わすと丁度いい感じであった。
全体的にはお値段以上でcpも高かったのである。
今後他の店を見るのが非常に楽しみだ。
今日の一曲
Je veux / Zaz